アローラ!当団で指揮を振るツカサです。ポケモントレーナーです。
3月14日は西区民センターで練習を行いました。
ホワイトデーということで、団員が持ってきたお菓子にまみれていましたね。
物理的に空けなければいけない距離は、甘い幸せで埋めましょう。
当団の楽譜は、編曲ができるウルトラ団員に曲をリクエストして作っていただいています。
そんな中、この日は編曲者自身が己のために、己の好きな曲をオケアレンジした譜面数曲をみんなで練習しました。
何を練習したのか、全貌を知りたい方は今年の9月25日の予定を空けておいてください。
今回、私はそのうちの一つ、「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」のタイトルデモの編曲を担当しました。
いや、担当したという表現は違いますね。志願しました。しかも、初編曲です。
他のウルトラ編曲団員との経験値の差が圧倒的です。
練習を日頃進行する身としては、編曲者の皆さんが初練習日にドヤ顔で練習に臨まないのが常々不思議だったんです。
でも、自分でやってみてわかりました。そんな心の余裕はありません(少なくとも私は)。
編曲の工程もまた精神的にクるんです。
原曲の声部を全部盛り込むとくどくなる。わかってる。でも削れない。
というかそもそも原曲が神すぎていじりたくない。
一方で、トレースするだけではない「編曲者」でありたい。でも理想に届かない!
下賤な自分がこの神曲に手をつけることが果たして天に許されるのだろうか!
ツカサは もう にげられない!
それでも。
自分が大好きな曲を、自分で編曲し、みなさんが演奏してくれ、そして自分で指揮を振り、聴いてもらえる。よく考えると、とんでもない幸せ者だなと思います。
曲についても語りたいことが山ほどあるのでちょっとだけ…。
原作であるルビー・サファイア、そしてリメイク後のオメガルビー・アルファサファイアはそれぞれでサウンドトラックが発売されています。
で、両方の解説書で増田順一さんがこの曲について語っている箇所があるんですね。
すごく短いんですが、これが激アツなんです。
12年の時を越えて、このコメントを見せられたら、我々に残された道は五体投地しかないわけです(ここまで超早口)。
こんな感じで、ゲーム音楽というジャンルは一つ一つのプログラムに多くの人の(重すぎる)愛が詰まっています。
団員の、そしてお客さんのそんな愛を一身に背負える指揮者でありたいものです。自分自身もその愛を持つ一人ですので。
なんだか長くなってしまいましたので、このへんにしておきましょう。
次に練習後記の順番が回ってきたときは、もう少しDeepな話を書き連ねようと思います。
PWCS2016決勝戦の会場を沸かせた一手、アメリカ代表Wolfe Glick選手のレックウザが魅せた「つるぎのまい」について、とか。
プレパの躍進はまだまだ続く。
続くったら、続く。