プレパ団長です。
第1回定期演奏会に使用しましたチューブラーベルもどきの楽器作成記録その2です。
今回は部品の選定についてです。
前回の記録で、素材は
・ぶら下がり健康器
・メッキパイプ
とお伝えしました。
というわけで、まずは枠組となるぶら下がり健康器です。
そもそも、ぶら下がり健康器を枠組みとするまでにも紆余曲折あり、
当初時点では、
・ハンガーラック/ワードローブ
・メタルラック
等も候補でした。
検討の結果、
ハンガーラック/ワードローブでは耐荷重が足りず、
メタルラックは(地面からの)高さを確保すると大型化し、値段も高くなってしまうなど条件面で厳しいものがありました。
最終的に、
・耐荷重が十分
・高さが確保できる
・中古で安く出てる
など条件にマッチしたのがぶら下がり健康器でした。
ぶら下がり健康器はリサイクルショップで数千円で購入しました。
令和のこの世の中にもぶら下がり健康器というものが存在していたのですね。
次にメッキパイプです。
こちらは近所の大型ホームセンターに赴き、
チューブラーベルに比較的近いサイズ感の鉄パイプ状のものを軽く小突いては
「ちょっとかたすぎるかな」「上の倍音が少ない気がする」「良い音がするけど値段が…」
等と言いながら歩き回るという、はたから見ると理解に苦しむ行動をし、候補を絞り込んでいきました。
水道管は鉄パイプ族の中では高級品です。覚えました。
第一候補は直径48mm程度(正確な記録なし)の肉厚なステンレスパイプでした。
購入して自宅で軽く叩いてみるとまぁまぁよさげな音がしましたが、
練習会場で叩いてみると、どちらかといえばお寺の鐘、和の響きが出てしまい、あえなくお蔵入りになりました。
このことにより我々は「鉄パイプの音は実際に釣って広いところで叩いてみないと判断が難しい」という学びを得たのです。
何種類か候補を試したのち最終的には直径38mm程度のメッキパイプ(鉄にメッキした鉄パイプ)が残りました。
メッキパイプは1本数百円でした。
次回から加工します。