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アンサンブルコンサート2024後記(その1)

▶ぼうけんのしょをつくる

 

初めましてキセノンと申します。

2/10(土)に行われましたプレイヤーズパーティー・オーケストラ アンサンブルコンサート2024の演奏会後記を担当いたします。よろしくお願いいたします。

 

まずは5ミリくらいの自己紹介。名はキセノン。プレパではホルンを吹いています。好きなゲームはドラクエ。(ちなみにドラクエランキングは8.11.7…かなあ)

かなりちょろいのでプレパに入って多くの方にそそのかされていろんなゲームを始めようとしています。時間が足りない…

そして、おしゃべり屋さん。なんでも一生話せてしまうので、この後記も凄まじい大作になってしまう予感…なので、UNDERTALEさながらルートにわけて書いていきます。

 

ぜひ読んでね【いのちだいじにルート】

キセノンが演奏したチームについて主観でしゃべってる【ガンガンいこうぜルート】

お好きなほうを選んでお読みください。

 

【いのちだいじにルート】

時は2024年2月10日。プレパ初のアンサンブルコンサート本番。私、キセノンにとってもプレパ初のコンサートでした。

集合時間の13:00に到着すると、なんとなく会場の雰囲気には緊張感が漂っていました。

今回のコンサートのリハーサルは時間との勝負。なんせ、「ゲーム音楽」の「アンサンブルコンサート」なのに「20団体」も出るのだから。

開演の3時間半前。13:30にリハーサルが始まりました。1団体に与えられた時間は4分。

個人的に、事前の会場リハーサルには出られなかったので、これが初めてのホールでの合わせとなりました。ホールはいつも練習する場所とは全然違っていて、自分の聴こえ方も周りの音の聴こえかたも全然違うのです。恐ろしいほどの情報量に頭をパンクさせそうになりながらあっという間にリハーサルは進んでいきました。他の団員の皆さんの落ち着いた(見かけだけ?)雰囲気がとっても心強かったです。

まさかの15分巻きで進んだリハーサルも後半戦。

出番があまりなくて自由だったのでリハーサルをホールのど真ん中で聴いて観ていました。自分が吹いているのをイメージしたり、お客さんに聴こえている音をイメージしたり、これを観たお客さんを想像したり。本番の音は客席で絶対聴けないからこそ、たくさんイメージしました。人がいないホールで聴くリハーサルの音楽は心地よかったです。

信じられない。リハーサルが予定よりも早く終わり、15:45ころには待機となりました。緞帳(幕みたいなやつ)がおりると、舞台はいよいよ本番の空気となってきました。1曲目のイスと譜面台を並べ楽譜を置くとさらに現実味が増し緊張が襲ってきました。

そわそわとしながらも時間は刻一刻とすぎていくものです。

衣装を着たり、近くにいる人と取り留めもなく話したり、楽器の調整をしたり。楽屋にいればさまざまなフレーズがそこかしこから聞こえてきます。舞台横のテレビには続々と入ってくるお客様の姿。さあ、いよいよ本番です。

 

17:00。この本番の時の高まりは言葉では言い表せないほどです。ちなみに私は1曲目に出演したので死ぬほど緊張しましたね。必死に一緒に演奏するメンバーを見て抑えていましたが、上手に息が吸えないくらい緊張しました。でも、トップバッター、かっこよかったでしょ。

その後はもう怒涛。

自分が出た曲について考えていたことは【ガンガンいこうぜルート】で言及していますが、とにかく一所懸命で、この時ほどこの瞬間だけに集中することはありません。

そして、集中して生み出した音が、音楽となり、こんなにもたくさんの方に聴いてもらえること。本当に嬉しく幸せに感じました。ありがとうございました。

一つ一つの曲にたくさんの時間と思いとネタが詰め込まれていて、演奏会を楽しく思い出深いものにしようとしているのが観ていた方にも伝わったのではないでしょうか。

自分の出番がないときは本番前の団体の写真を撮ったり、送り出したり、裏から舞台の曲を聴いたりしていました。本番にしか見られない団員の皆さんの緊張しつつもちょっと浮かれた写真をぜひご覧ください。

そして各々が用意したネタによってお客さんが沸いていたり、演奏後に大きな拍手が聞こえてきたり、この瞬間はなんともうれしいものです。見えてなくてもお客さんの反応って伝わってくるんですよ!また、後半は人数が多い団体も多く、連続で出ていたり一曲おきくらいに出ていたりしている団員もしばしば。心から尊敬。

 

そんなこんなで最後の曲「マリオブラザーズメドレー」。みんな緊張も抜けのびのびパーティー。「プレパって楽しいんだな」ってみんなが感じる音楽を届けられたのではないでしょうか。

というわけで、プレイヤーズパーティー・オーケストラ初の アンサンブルコンサート2024

チケット完売!トラブルなし!大大大成功!で幕を閉じました。

 

最後に、スタッフの皆さん!司会のPONさん!パンフレットを作ってくれた方々!パンフレットを書いた方々!ステマネの方!写真や動画を撮ってくれた方!運営として企画をし、計画を立ててくれた方々!もちろん演奏した方!小道具を用意した方!誰かを楽しませようとした方!そしてあの瞬間に存在してくれたお客様。

本当にたくさんの方の力と支えでこんなに素敵な演奏会ができたのだと感謝しています。

一言でまとめてしまえるのが心苦しいですが、この演奏会に関わった全ての方へ!あなたがいてくれてよかった!ありがとうございました!

 

こんなに楽しい演奏会!次来ない理由、ないですよね??

次回は2024年6月30日(日)第4回定期演奏会を実施予定でございます!!

皆様お誘いあわせの上ぜひご来場ください。

 

▶おいのりをする

 

「では お気をつけて。

 

 神のご加護の あらんことを。」

 

 

 【ガンガンいこうぜルート】

今回のアンサンブルコンサートでわたくし、キセノンは5曲に出演しました。ちなみに全部違う編成。全部ちがう思いを抱えながら本番を終えて、せっかくだから感じてたことをとりとめもなくしゃべっていきます。

 

1曲目:金管5重奏 ドラゴンクエストシリーズより『そして伝説へ 〜 この道わが旅』

このチームを一言で表すのなら「好きすぎてしんどい。」

ドラクエが好き。この金5ドラクエの曲全部好き。さらにこの道わが旅とそして伝説へどっちも好き。めちゃくちゃ好きで、この金管五重奏の人たちのCDも買ったし、コンサートも聴きに行ったし、何ならサインももらったほど。そしてチームの人たち、上手すぎるし、やさしくて、面白くて、吹いていてほんとに何度も胸がいっぱいになりました。

初めてドラクエの合わせをやった日は、次の日の仕事で何かいいことあった?って聞かれたくらい口角があがりっぱなしでした。

 

本番3日前、初めて衣装を着て演奏した日は、笑い転げて演奏どころじゃなかった。この時の動画、100回くらいみた。仕事に行くとき、帰る時、寝る前に見てずっとニヤニヤしていました。

本番当日、ホールでの響きを確認した時もリハーサルの後の衣装合わせのときも笑顔がとまらなかった…その時の写真が全部よすぎて宝物です。

ちなみに、衣装についてはほぼ私のわがままです。わがままを聞いてくれてなんなら改良案を出してくれて、着付け等、想像以上に作り上げてくれてもうほんとに、ドラクエの世界に入れたみたいで幸せでした…。チームの皆さんありがとうございました。

本番はびっくりするくらい緊張したしお互いの緊張感が伝わってきました。会場に来ていた友だちにも緊張していたことがバレていたくらい。演奏自体はもうちょっと上手に吹けたなあって思います。くやしい。絶対ドラクエ金5はリベンジします。したいです。

 

6曲目:木管5重奏 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド より『風のカースガノン戦 〜 再会リーバル』

このチームをひとことで表すと「曲とリーバルへの愛が深すぎる。」

練習中、この曲が流れる時のストーリーの話、この曲のモチーフのキャラクター「リーバル」の話が幾度となく出てきました。

曲作りについても、原曲、原曲のパターンちょっと違うやつなど、何度も何度も聴き、原曲をなぞりながら繊細に、できるだけ忠実に行なっていきました。

好きなひと・ことを話している人は素敵で、だから、それに見合うよう、実は苦手な楽譜だったけど練習にもより一層力が入りました。

本番は、Fl.と一緒に入るところ、いつも通り目があって、アンサンブルしてる!ってなったのがほんとにうれしかった。あと、前半のおどろおどろしいメロディから美しい「再会リーバル」にかわるとき、少しだけあく空白と、空気を吸う音が、本番一番沁みました。

みんなでゼルダ姫の髪形をして、可愛かった。つけていた水色の布は見る人が見ればわかるアレ。ちょっとした服装・小物にも深い愛を持って、曲の世界観に浸りながらの演奏は本当に心地よかったです。ありがとうございました。

ブレスオブザワイルドのダウンロードコンテンツやります。

 

8曲目:ホルン4重奏 ファイアーエムブレム 紋章の謎 より『オープニングメドレー』

このチームをひとことであらわすと「じわっと夢叶い曲」

中学校からのホルン人生で、きれいに4人以上のメンバーがいたことがなかった。

ホルンなんてハーモニーがきれいでかっこいい楽器なんだから、ホルンアンサンブルなんてしてみたいに決まっていたけど、できなかった。やってみたい夢がかなったひとときでした。

そして、やってみて、同じホルンなのに、各々に個性があってこんなにも違うのかと。低音がこんなにきれいに出るのか、速い指回しこんなに滑らかにできるのか、こんなに人と音を合わせられるのか、音をきれいに出せるのかと、感心しっぱなし。それぞれの個性を合わせて曲を作ること、難しくもあり、本当に面白かったです。

本番はいつもと全然違う聴こえにテンションが上がりました。ホルンの音は吹く環境によって全然変わります。本当に、曲違う?楽器違う?というレベル。ホールの響きはそりゃもう気持ちよくて、重なっている感じ、響いている感じ、それを肌で感じることが出来て、またホルンを始められてよかったなと改めて思いました。

10曲目:金管8重奏 ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム より『メインテーマ 〜 ガノンドロフ戦 〜 ゼルダの子守唄 〜 ラストキャッチ』

このチームをひとことであらわすと「上級職たちの集まり」

ゲームでも現実でもありません?え、これこんなツワモノ達の中にいていいの?私何?っていうパーティに入っちゃうこと。これはそれですそれでした。

そういえば、この曲はちゃんと8人全員集まって合奏したの、最初に合わせた時と、本番の日だけだったんじゃないかと。よくもまあ。でも、自分が練習行けなくても録音が必ず上がって、おかげで行けずとも、安心感がありました。

当日のリハーサルでは、聴こえ方が違いすぎて、特に席が遠い人の音が聴こえなくてすごく不安になっていたけれど、本番は、周りが心強すぎてあんまり緊張しませんでした。

粋な曲順的に、ダブルリードアンサンブルのティアキンの後だったので、金管のかっこよさを存分に感じながら聴いてもらえたのではないでしょうか。

ちなみに、ティアキンをちょうどやっていた時に誘っていただいたのでとっても嬉しかったですし、この金管8重奏のためにティアキンをクリアし、ストーリーを含め「ラストキャッチ」をちゃんと鑑賞しました。ほんとうにやってよかった。おすすめです。

 

20曲目:大合奏!スーパーマリオブラザーズ より『スーパーマリオブラザーズメドレー』

このチームをひとことであらわすと「プレパいいとこ詰め合わせセット」

正式入団して、5ヶ月目線のいいところは

「プレパのことが好き」「ゲームが本当に好き」「ゲーム音楽が好き」「好きなものへの愛深すぎがち」「楽しいイベントが開催されがち」「ぼんやりやりたかった夢叶いがち」「想像よりも楽しくなりがち」「素直」

なんとなく、みているだけでこれらが伝わる演奏だったのではないかと思います。

次の定期演奏会までに、またもっともっといいところを見つけて、それも詰め込んでもっともっとお得な「プレパいいとこ詰め合わせセットⅡ」にできるようにしていきたいと思います!

本番当日が楽しい、思い出深いのはもちろんのこと、できるだけいい演奏をできるように、楽しみながら、楽しませられるように練習していく、この日常が本当に楽しくて幸せでした。ありがとうございました。

 

ああ。いっぱい書いて疲れちゃった。

ではこのへんで。

 

「おいのりをする」

 

「おお 神よ!

この者に ひとときの

休息を あたえたまえ。」